[レポート] 新規SaaSの立ち上げ プロダクトマネージャーカンファレンス 2020 #pmconf2020
2020年10月27日に開催された プロダクトマネージャーカンファレンス2020 ~見えない未来をリードするプロダクトマネジメント~の「新規SaaSの立ち上げ」セッションのレポートです。
概要
今年4月にリリースした「プロジェクト管理freee」を題材にとって新規SaaSの立ち上げの舞台裏を語る。経営戦略的な視座や、toCプロダクトとの違いに振れながら、SaaSの立ち上げの方法論を明らかにしていく。
登壇
宮田 善孝 / freee株式会社 / プロダクトオーナー
資料
セッション
自己紹介
freeeに入社し、新規SaaSの企画検討を行っている
Agenda
- freeeとは
- 講演テーマ
- 新規プロダクト立ち上げ - 概要
- 新規プロダクト立ち上げ - 詳細
- まとめ
freee とは
- 「スモールビジネスを、世界の主役に。」がミッション
- 会計や人事労務など主にバックオフィス向けのSaaSを展開している
- 今回は新たに追加したプロジェクト管理フリーについて
講演テーマ
- 新規SaaSの立ち上げ
- ユーザー
- プロジェクト型ビジネスの収益責任者やプロジェクトマネージャー
- プロダクト概要
- 簡易な工数登録、収益性をリアルタイムで見えるなど
- 月額1500円/ID (1ヶ月トライアル
新規プロダクト立ち上げ - 概要
- 調査/分析 - 開発 - 戦略策定 - リリース
- 抽象化するとtoBでもtoCでもプロセスは変わらないが、50%程度はtoB/toCで違いがある
新規プロダクト立ち上げ - 詳細
- 調査/分析
- toC 自分ユーザーになって使い倒せる - 比較的短時間
- toB 対象の業務の担当者にはなれなく - 長時間かかる
- ユーザーへのヒヤリングを行う
- 最初の立ち上げに5ヶ月掛かった
- 開発
- toC モック -> 関係者がプロダクト開発に関わってる事が多いため
- toB ユーザーストーリー -> 関係者が多いためもっと抽象化したものを用意
- ミーティングの項目も多い
- 戦略策定
- toC 事業戦略主導
- toB プロダクト主導 - SaaSはサブスクリプションと相性がよい
- Product - Pricing - GTM 戦略 - 事業計画 をいったり来たりしながら進める
- リリース
- toC マーケティングとイテレーション
- toB プロダクトマーケットフィット
まとめ
- 業務上ユーザが抱える課題を深く盗撮し、どこじに価値を置くべきかを考え抜く
- SaaSを展開していく関係者でユーザストーリーを展開し、ユーザ開智創造に向け、能動的に動けるチームを担保
- Product, Pricing, GTM, 事業計画は表裏いったいであり、何周も考え整合性を担保する
- (個別の)ユーザーに価値を感じてもらえるまで、しつこく支援し、PMFを勝ち取る
感想
主にtoCの世界からtoBの世界を実際にプロダクトマネージャーとして体験された中で取った戦略の違いについて語ってくださいました。toCなのかtoBなのか状況に応じて良さそうなやり方に適応していく行動が大事だと感じました。